囲碁を覚えて友達を作ろう

カフェひだまりに行く前、私は囲碁について以下の事しか知りませんでした:

10年以上前、大学生の時に川端康成の小説「名人」を読んだ事があります。囲碁についての本でしたが、内容はあまり覚えていません。

・祖父がよくテレビで囲碁を見てましたが、私は注意を払って見ていなかったです。

・「ヒカルの碁」という漫画がありましたが、読んだことはないです。

・オセロは遊んだ記憶があります…囲碁と似ていますよね?

すでにお分かりの通り、以後についてはほとんど何も知りません。囲碁が何なのか、どのような遊びなのかすら記憶が曖昧です。だからこそ、カフェひだまりは私にっとってぴったりな場所なのです。

2017年の5月に開店されたカフェひだまりは、池上線にある長原駅から徒歩1分の明るい住宅街にあります。2階のカフェは大きな窓と、木で作られた薄茶のテーブルの上に盤上がずらりと並んでいます。集中をしながら白と黒の碁石を盤上に並べていく人、コーヒーを飲みながら読書を楽しむ常連客もいます。オーナーでありながら、内装のデザインも手掛けた野田まゆさんは、若い人も気軽に入れるようカフェひだまりを作りました。

まだまだ新しいカフェですが、オーナー野田さんの家族は古くから囲碁のビジネスをされており、野田さんは第三世代だそうです。彼女の祖父は、碁会所を経営していたため、野田さんも子供の頃から囲碁と触れてきました。しかし、囲碁というゲームは暗めの雰囲気だからなのか、女性や子供を受け入れていないと野田さんは感じていました。彼女の祖父が亡くなった時、野田さんと野田さんの母親が碁会所の経営を続けるため、自ら囲碁を学んだそうです。そして昨年の5月に、新しく碁会所を開店したのです。

野田さんは、女性や子供、学生や日本語が分からない人でも気軽に入れるお店を目指していきたい、と説明してくれました。今では、数多くのお客さんが、囲碁の初心者だそうです。もちろん、古くから通っているお客さんもたくさんいます。一般的に碁会所は少なく、正式な情報はありませんが、野田さんによると多くの碁会所は東京にあるとの事。「115店舗ほどあったが、恐らく52店舗は閉店した。」つまり、後60店舗ほど残っており、その中でもカフェひだまりのような独特なお店はないそうです。

初心者と上級者が交わるこのカフェ。「このカフェでは、他の人とすぐ仲良くなれます。普通のカフェだと、気軽に「名前は何?何してるの?」なんて話しかけられませんよね。ここでは、すぐに相手の事を知る事ができます。」93歳のお客さんから3歳のお客さんまでと、年齢も幅広いそうですよ。

囲碁の遊び方や戦略が全く分からなくても、スタッフの方や常連客が喜んで教えてくれます。私もそうでした。野田さんは、初心者用の盤上で手取り足取り基本的なルールなどを隣に座って教えてくれました。ゲームを始める前は、対戦相手に「宜しくお願いします」とお辞儀をし、彼女に守備をしてもらいながら碁石を並べ、対戦相手に碁石を取られないよう自分のテリトリーを守るようにしました。

野田さん曰く、「囲碁は、伝統文化のゲームの一つで、手と会話をする」そうです。上級者は4 、5時間座ったままいくつもの試合を行います。初心者用の囲碁サロン、ゲームナイト、そして毎シーズンにトーナメントなども開催されています。

「ここに来る人々は、近所の人との繋がりもできますし、気軽にカフェを使う事もできます。コンセントや無線LANもあるのでパソコンを持ってくる人もいますよ。」と語る野田さん。「ですが、特に地元の人と囲碁を通して会話をしてみたい人は、絶対に来てくださいね。」

アクセス

カフェは、池上線の長原駅から南に歩いて一分の場所にです。オーガニックスーパーの「アースキッチン」の2階にあります

詳細情報

  • 大田区上池台1-32-7 TEAFFANY 132 201号室

  • 日・月・火 1330-2000

    木・金・土 1330-2300

    定休日:水曜日